漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
9月に入って急に気温が下がった時に鳥肌みたいな状態が、2週間出っ放しになる。
11月中旬に顔・お腹周り・足に蚊に刺されたような発疹が無数に出る。
表面は、熱を帯びたように感じる。痒みあり。
お風呂に入ると皮がめくれる。
お風呂上りに軽石でこすられたような痛みが出る。
痛みは紅くなっている所が多いが、そうではない所も痛みが出る。
チクチクと刺されているような痛み。
運動した時に発汗する時よりは、ビックリして冷や汗をかいたときに痛みが出る。
臭い体液が出る(ジュクジュク)。
病院の診断は、ウィルス性発疹。
抗ヒスタンミン剤と塗り薬が処方されるも効果なし。
年をまたぐと顔が紅く腫れるようになる。
当薬局でスキンケアの商品を購入。
2件目の病院でコリン性蕁麻疹と診断される。
抗ヒスタミン剤が2種類が処方される。
ほぼ同時に漢方もスタート。
コリン性蕁麻疹は、汗の刺激で起きる疾患で、病院のおクスリで治療したとしても、治るまで7年かかる病気である。私にとってコリン性蕁麻疹は初めてのことであったので、
病気の特徴と症状をたよりに漢方薬をまず1週間分お出ししてみた。すると漢方薬を飲んでいない時の方が、皮膚の調子は良い気がするという反応であった。いわゆる失敗である。そこで別の衛営を調和する漢方に変更してみたところ、皮がむけることと・ジュクジュク感が緩解したとのことであったので、同じ薬をしばらく続けてもらった。
服用から2ヵ月後、朝に赤く腫れて、午後に向けて緩解するようになる。痛みは1日中痛むことが多くあるも、日によっては痛みが出ない日があり、痛み自体も我慢できるほどの痛みに軽減し、症状に変化が出始める。
その後、気温の寒暖差で悪化することや、今まで出ていなかった腕の部分に赤い丘疹が出ていつまでも消えない等あったものの、3ヵ月後の一時期は見た目には分からない程、皮膚の症状は改善する。但し、チクチク感は残ったまま。
相談を重ねていく中で途中分かったことがある。それはストレスを感じることでも悪化しているということであった。
それを加味した漢方に調整したところ、これまで痛みは軽減するものの無くなることはなかったチクチクする痛みが消えた。同時に顔・背中・足の膨疹も消え、睡眠状態も改善。大きく前進した。
服用から7ヵ月後、強い症状は、まったく出なくなるが、疲れ・睡眠不足・ストレスを感じた時などに赤い丘疹が出て、次の日は治まっているという状態が続く。
服用9ヵ月後、肌の乾燥感とチクチク感はまだ出ることがあるが、それ以外の皮膚症状は一切出なくなる。漢方1ヵ月分をお出しする。その後、良くなり漢方を終了した。
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